様々な介助を行う
介護の仕事を紹介しながら、特別養護老人ホームの仕事内容について紹介しています。特別養護老人ホームの仕事内容とそのやりがいを知りましょう。
入浴介助
入浴介助は介護の仕事の中でも大きな割合を占めている仕事と言えます。利用者にとって体を清潔に保つためにも必要不可欠ですが、加えて新陳代謝を高めたり筋肉をほぐして固まらないようにするなどの目的があります。利用者も食事と並んで楽しみにしていることの一つでもありますので、入浴介助は介護の仕事の中で大切な仕事と言えます。
しかし入浴は体調が急変しやすいことと、浴室が濡れて滑りやすいことから細心の注意を払わなければいけない仕事でもあります。滑り止めマットを設置して転倒防止に注意するなどの配慮が必要です。注意力と体力のどちらも必要とされる仕事になりますが、入浴介助は利用者の喜ぶ顔を見ることができるのでやりがいにつながる仕事と言えます。
食事介助
食事介助は利用者が食事に関して安全に楽しめるようにサポートする仕事になります。利用者によっては歯が少なかったり噛む力が弱っていたりするため、食事自体を利用者に合わせて食べやすい調理がされています。しかしそれでも喉に詰まったりすることもあるので、食事介助では安全な姿勢をキープさせることも仕事になります。
排泄介助
排泄介助は介護の仕事の中で最も難しいとされている仕事です。介護を受ける側は排泄を他人に介助してもらうことは精神的にストレスを感じることが多いです。そのためそのストレスを軽減させたりするために、お互いの信頼関係を構築させなければなりません。この信頼関係を構築するということが難しいため、介護の仕事の中でも難しいとされるところとなります。
特別養護老人ホームの仕事
介護の仕事では上記3つの仕事がメインとなりますが、特別養護老人ホームならではの特徴としてどんなものがあるのか紹介します。
まず、特別養護老人ホームの利用者はほとんど要介護度3以上の人たちであるため、移動介助や入浴介助に関して、他の施設と比べるとかなり体力が必要になります。しかし複数の職員と助け合いながらの業務が基本となりますので、何か困ったことがあったり一人で対応しきれない場合などには、すぐに他の職員の助けを得ることができます。状況把握や安否確認といった観点からも、個室でないタイプ従来型では1部屋2~4人、ユニット型でも1ユニットあたりの利用者数は最大10人のため、他の施設より巡視しやすいということも言えます。