特別養護老人ホームが提供しているサービス

介護サービス

特別養護老人ホームでは常に介護が必要な利用者がほとんどなので、24時間介護サービスを提供しています。施設で働く人たちはシフト制で夜勤を担当したりして、24時間途切れることなく利用者の日常生活を支えています。提供している介護サービスは、利用者一人一人できることとできないことに違いがあるので、それぞれに合わせた介助を行います。そのほかにも安否確認や緊急時の対応などがあります。
食事の提供も特別養護老人ホームのサービスに含まれます。食事介助をすることはもちろんですが、どのように食事を提供するのかは施設によって違いがあります。施設内に厨房の設備があって施設内で調理を行った料理を提供するところや、調理は外部の業者に委託して料理を提供しているところなどがあります。

医療サービス

特別養護老人ホームには看護師が配置されており、毎日のバイタルチェックや健康管理、そして服薬の管理などがサービスに含まれています。看護師の配置数は利用者の数によって義務付けられており、30人以下の施設では1人以上必要とし、31人から50人以下の施設では2人以上が必要となります。それ以上に規模が大きい施設で利用者が51人から130人以下となれば3人以上の看護師の配置が義務となります。
看護師は介護職員と共に入居者に体調の変化がないかどうかを確認しながら、体調を崩した利用者に対して医療機関の受診が必要であるかどうかを判断します。また医療機関への受診が必要な場合には受診に関するサポートも行います。特別なケアが必要な利用者に関しては施設によって対応できるかどうか違いがあるので、事前に相談することになります。

介護・医療以外のサービス

特別養護老人ホームでは介護と医療のサービスだけを提供しているわけではありません。お誕生日会を開いたりレクリエーションなどを催すサービスもあります。これは施設によって行っているところや行っていないところがあるので、どのようなサービスを提供しているのかは施設によって異なる部分になります。共通して行っているサービスとしては、居室の掃除や洗濯であったり買い物などの生活支援サービスとなります。基本的な日常生活を送るためのサービスとなりますので、これは施設によって異なることはなくすべての特別養護老人ホームが提供しているサービスとなります。