老人ホームで感じるやりがい

介護業界の現状と特別養護老人ホームでの仕事を探す方法

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介護業界の現在がわかる

求人事情と仕事探しの方法

現在までの日本の高齢者の割合の推移などから介護業界の求人事情について解説しています。特別養護老人ホームを含め、介護業界での転職におすすめの方法も紹介します。

求人事情と仕事探しの方法

介護業界の現在

戦後からしばらくは出生率がとても高かったこともあり、全体の人口における高齢者の割合はとても少ない状況となっていました。しかしそれからは出生率が低下していったことに加えて、出生率が高かった時代の人口が高齢者に入っていくため、人口における高齢者の割合はとても高い時代へと突入しています。ここ60年の高齢者割合の移り変わりは、1950年の5%から2010年では4倍以上の23%にまでなっています。
この時代に移り変わったことで介護の需要が極端に高まることになりました。要介護者は600万人を超えると言われていますが、家族で介護しようと思っても離れて暮らしている場合も多く、身内での介護は難しい状況でもあります。そのため介護施設を利用して介護をしてもらう高齢者がとても多いです。こういった背景から現在は介護業界の需要はとても高まっていることがわかります。

求人が増えている

介護業界は需要が高い反面、その高い需要に対応できる人材が足りていないことが問題となっています。さらに後期高齢者の数はこれからもどんどんと増えていき、供給不足がさらに深刻化するとも言われています。景気の動向を見る上で一つの指標となる有効求人倍率の2014年度の平均値は全職業で約1.1倍となっている中、介護サービス職は2.67倍となっています。日本の中でこれだけ急激な拡大を見せている産業は見当たらないほどです。
また介護事業に他業種から新規参入をしている企業もとても多くなっており、これからさらに市場競争が激しくなってくるとも予想されています。こうなればさらに人材の争奪戦が激化していくことが予測されます。業界全体としてはあまり良いことではありませんが、転職を考えている人や介護業界で働いている人にとってはとても有利な状況になっています。求人自体が増えており、なおかつ応募してもらうために好条件の求人も増えていくはずです。

転職の方法

介護業界で転職を考えているのであればおすすめの転職方法があります。それは転職求人サイトの活用と転職エージェントの活用です。転職求人サイトと転職エージェントはよく混同されて考えられがちですが、厳密には大きく違います。転職求人サイトは、人材を集めるための求人広告を企業からあずかり掲載しています。転職エージェントももちろん求人を扱っているのですが、基本的には転職者の希望などをヒアリングして、どのような転職をしていくのかを一緒に計画していってくれるスタイルです。転職エージェントは転職求人サイトに加えて転職サポート全般を請け負ってくれるといったイメージです。介護業界の転職にはこの2つの方法がおすすめです。